2011/12/15

ヘンリー・ダーガー



HENRY DARGER

シカゴ

1892年 4月12日 
~
1973 4月13日


アウトサイダー・アートの代表的作家


『非現実の王国で』

60年間誰にもしられる事なくひっそりと自分の部屋で物語を書き続けていた一人の男

彼の死後、部屋からは1万5145ページにのぼる小説と300枚近くの絵が発見されました


STORY

(子供を奴隷として虐待する暴虐非道な男たちを相手に壮絶な戦いを繰り広げる7人の少女戦士の物語)



人見知りで病院などの皿洗いなどをしながら生活していたというダーガー

誰にも話さず自分だけの物語を作っていた彼はいったいどんな思いで生涯を過ごしていたんだろうと考えてしまいます

独特のタッチと色使いが鮮やかな作品が多数搭載されています


2000年まで保存されいたダーガーの部屋


新聞紙や雑誌の束、漫画本が天井まで届くほど積み上げられ大きな旅行鞄が数個と旧式のタイプライターが一台、テーブルとベッドはガラクタに埋もれソファーで眠っていたそうです



コレクターであったダーガーの部屋からは雑誌などから切り取った少女の写真や絵などの他に紐を結んで巻き付けた糸玉が多数発見されています


誰にも入る事の出来なかった彼の部屋と妄想王国の世界


ダーガーは生前こんな言葉を残しているそうです


「人生は残酷で、壊れやすい。だが美しく、人は力強く生き抜いていく」


是非みなさんも読んで色々感じ考えてみてください


彼の墓には「子供達を守り続けた芸術家」という銘が刻まれているそうです

2 件のコメント:

  1. 明けましておめでとうございます。
    去年の記事ですが、コメントしたく思います!

    たしか10年くらい前に青山のワタリウム美術館でヘンリー・ダーガー展をやっていて、私それをたまたま見ております。少女戦士たちの絵がフロア一面を覆っており、その光景は見ものでありました。当時はじいさんが少女の絵なんか書いて...と思っていたのですが、こうして再度真面目に見てみると、少女期の繊細さや脆さをうまく表したやさしい色づかいですね。服の装飾にいたる細部まで丁寧に描かれているあたりに作者のナイーヴさ、孤独、強靭さが見てとれるようです。


    奇遇ですが私も2012年よりこちらでブログを書きはじめました。好きなものについて書くことにしています。気になる話題が見つかれば嬉しいです。

    p,s
    可愛い年賀状ありがとうございました!
    2012年もお店のますますの繁栄を願っています。
    どうぞよろしくお願いします。

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  2. nacacoさん あけましておめでとう!昨年nacacoちゃんに聞いてからこのblogちょっと試してたんだけど写真のUPが楽だったりしていいね♪
    こちらのほうでもよろしくお願いします!

    ワタリウム美術館僕も好きでよく行ってました!
    ダーガー知ってる人がいて嬉しいです!
    世界観に引き込まれてしまうよね!

    僕もそちらにお邪魔しますね(笑)

    今年もよろしゅうに〜!

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